ご高齢者の家の収納

片づけを仕事にしている私が、


ここ最近

特にその必要性を感じているのが、


ご高齢者です。


いわゆる終活としての

片づけではなく、


ご高齢者が

自宅で

自力で

自活するための

片づけ。


人生の終わりを

見据えてではなく


これから先を

生きていくための

片づけです。


遠方で独り暮らしをし

おととし亡くなった

母の暮らしを見ていて


高齢者こそ

暮らしを整える必要があると、

強く感じました。


ちょっとした工夫をするだけで、


不可能だったことが可能になったり

大変だったことが簡単になったり

危険だったことが安全になったりします。


自分のことが自分でできる生活は、


その人の活力にもつながり

人としての尊厳にもつながる

大切なこと。


少しの工夫と片づけだけで

できることが劇的に増えるのだから、


それをしないなんて

まったくもって

もったいない!!


それが

日本もったいない党の

基本政策です()


そんな党首が

昨日伺ったお宅は


最近

高齢者専用マンションに引っ越された

ご高齢のご夫婦のお宅でした。


私が片づけ作業に伺う場合、


小さいお子さんのいるご家庭と

ご高齢者のいるご家庭では


特に安全面を重視しますが、


ご高齢者の場合は


高い所にモノを入れないとか

床にモノを置かないとか


事故につながりそうな場所を見つけ

そこを改善することで


事故を未然に防ぐよう

気を配ります。


昨日の作業の場合。


たとえば洗面所では


163センチの私の手がやっと届くくらいの

奥までのぞき込めない高さの棚に、


洗面所で使うボトルやそのストックが

平置きのまま収納されていました。


バラバラだと

お目当てのモノが見つけにくいし、

奥のモノは取り出せない。


ですが、


だからと言って

カゴにまとめてしまったら


取り出すのに

大変重くなってしまい、


万が一

支えきれずに落としてしまったら


それこそ怪我をする危険だって

出てきます。


そこで、


全てを下に移動させました。

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洗面、掃除、洗濯のカテゴリーを作り

それぞれをカゴにまとめることで、


探し出すのも取り出すのも簡単に。


落ちてくる心配もありません。


この棚には

もともと


持っているタオル類が

3段に分けて

ぎっしりと詰まっていたのですが、


聞けば

お洗濯をしない日はないとのこと。


それなら

これだけのタオルを

ここに並べておく必要もありません。


そこで

適正量だけを棚に残し、


あとはタオルストックとして

先ほどまでボトルが収納されていた

高い場所に収納しておきました。

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適正量を超えたタオルと

重たい洗剤類を入れ替えただけの

簡単な工夫ですが、


こうすれば、

日々背伸びをして

上から重たいモノを取り出す必要も、

ギュウギュウにタオルを押し込む必要もなくなり、


その安全性と利便性には

雲泥の差が生まれます。


ちなみに、


上段には

全く使わないホースのみが入っています。


踏み台に乗らなければ取れない場所には

何も収納しないか、


スペースの関係上

やむをえず収納するにしても


置いていいのは

全く使わない

使用頻度0のモノのみにします。


それは、


たとえ年に一回だけだとしても

踏み台に乗らなければいけない状況を

作ってしまったら、


事故の危険性が

0ではなくなるからです。


実は、


相手が子どもなら

踏み台を隠すことにより

危険を回避できますが、


やろうと思えばできてしまう

ご高齢者の場合は


踏み台に乗る状況をなくしてしまうのが

ベストなのです。


圧迫骨折を患っているにもかかわらず、

踏み台を使うことに

何のためらいも感じていなかった母を見て、


つくづくそう思いました。


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by cozystylekobe | 2016-02-20 14:53 | 収納